大学に入るとまず迷うのが「サークル・部活動に入るかどうか」ですよね。
大学生活を華やかにしてくれるサークルですが、ものによっては結構お金がかかったり、サークルよりバイトがしたかったりと、サークルに入るべきかどうか迷う大学生も多いようです。
ここでは、サークルに入るべきか迷っている大学生のために、
- サークルと部活動の違い
- サークル・部活動に入っている大学生の割合
- サークルに入るメリット・デメリット
- サークル選びのチェックポイントと注意点
をまとめてみました!一度の大学生活、後悔のない選択をしましょう。
まずは…サークルと部活動の違いってなんだ?
一応疑問に思うこととして、まずは「サークル」と「部活動」の違いを知っておきましょう。
簡単に言うと、
部活動は「結果や成果を出す」ということを目的として活動する団体。
対して、サークルは「同じ趣味を持った人と楽しむ」ということを目的として活動します。
本気でスポーツをやりたい!結果を出したい!という人は部活動に入るのがオススメ。逆に、友達を作りたい!楽しくみんなで飲みたい!という人はサークルでいいでしょう。
大学のサークル・部活動に入っている人の割合は?
そもそも、大学でサークル・部活動に入っている人の割合はどれくらいなのでしょうか?
Benesseが行った調査を見てみると、このような結果でした(ベネッセ教育総合研究所「サークルや部活動への参加状況」参照)。
文化系・運動系ともに参加しているのは全体の約2.5〜3割、参加していないのは全体の約6割になっています。
また、文化系・運動系を合わせたサークル・部活動全体では、大学生の約半分がサークル・部活動に入っているという結果になりました。
言ってしまえば、半々。やはり人によってメリット・デメリットがあるのでしょう。次の項目で、さっそくサークルのメリットとデメリットを見ていきましょう!
サークルに入ることの「メリット」は?
では、サークルに入るとどんなメリットとデメリットがあるのでしょうか?まずは、サークルに入る「メリット」から見てみましょう。
1、学部以外の友達ができる
大学というのは高校と違って、「クラス」という概念がありません。
なので、ぼーっとしてるとぼっちになったり、同じ学部の同性が少なくて友達ができずらかったりします。
そんな時は、サークルに入ると間違いなし。友達がたくさんできるだけでなく、自分の学部以外の友達もできます。
他の学部のイケメン・美女ともつながれるかも。
2、過去問や試験の情報が得られる
大学で一番恐れるべきは「単位を落とす」ということ。卒業がかかっていますからね。
確実に単位を取るためには、過去問や試験の情報をどれだけ握っているかがカギ。
サークルに入ると先輩・同学年の友達から過去問や試験の情報をゲットできる可能性が高まります。
3、先輩と仲良くなれる
サークルに入ると絶対にできるのが「先輩」。
実はこの「先輩」との関わりは、大学生活を上手にエンジョイするには欠かせないものです。
過去問をもらったり、教科書をもらったり、授業や恋愛の相談に乗ってもらったり、食事に連れて行ってもらったり。
とにかく先輩に可愛がってもらえると、大学生活がぐっと楽しく充実します。
4、「居場所」と「置き場所」ができる
サークルに入るとそれぞれのサークルに割り当てられた「部室」を使うことができるようになります。
部室はサークル活動だけでなくいろんな意味での「居場所」になります。
- お昼休みの学食が混む時に(部室で食べる)
- 空きコマで暇な時に
- 放課後まだ帰りたくない時に
- 昼寝がしたい時に
いつでも居場所にできます。
また、部室によっては「教科書を置いていいスペース」があり、重たい教科書の一部をいつも部室に置いておくことができます。
つまり「置き場所」にもなるということ。
5、彼氏彼女ができやすい
これはいうまでもないかもしれませんが、サークル内での恋愛はあるある。
特に年上の先輩と付き合いたい・年下の後輩と付き合いたいという人は絶対に入っておいた方がいいでしょう。
普段の学科の授業だけでは、基本的に同年代としか話す機会がありません。
また、サークル内では飲み会やバーベキューなどイベントも多いので、恋に発展する可能性が高くなります。
6、週末も充実する
特に一人暮らしの人は、友達と毎週出かけない限り、週末はけっこう暇するものです
。家で一人でぼーっとテレビを見たり、ゲームをしたり…。
対してサークルに入っていると、春は花見、夏は海・花火・バーベキュー、秋はハロウィン、冬はクリスマスなど、あれやこれやとイベントごとがあります。
何もなくても、普段から飲み会を開くサークルも多いです。
ゆっくりする週末もいいですが、もっと充実した大学生活をエンジョイしたいなら、サークルに入った方が圧倒的に楽しめます。
サークルに入ることの「デメリット」は?
1、出費が増える
なんのサークルに入るかによりますが、美術系ならそれなりの道具を揃えたり、運動系ならスポーツウェアを揃えたりと、活動に結構お金がかかってきます。
また、イベントや飲み会なども頻繁。
1年生のうちは先輩がおごってくれるからいいかもしれませんが、学年が上がって自分が先輩になると、今度は後輩におごることが普通になります。
- サークル参加費(年間か毎月)
- サークル活動費・準備品
- イベント・飲み会
- 大会の参加費など
それなりの出費は覚悟した方がいいでしょう。
2、勉強に力が入らなくなる
サークルというと、お昼に放課後によるの飲み会にと、みんなで盛り上がるのはいいのですが、その分自分の時間が減ります。
その上、1でも書いたように出費がかさむので、その分頑張ってアルバイトを押し込もうとします。
その結果、そもそもサークルで時間がないのに、さらにアルバイトで押されて、勉強する時間なんてない!課題を終えるのも一苦労!なんてことになってくるでしょう。
3、周りの人に流される可能性
特に運動系のサークル・部活動に多いですが、「授業はサボればいい」とか「留年してもなんとかなる」など、大学に来た目的を忘れている先輩がいます。
そういう先輩に影響され、サークル・部活動の雰囲気自体がサボる風習やまじめに勉強するのはダサい、みたいな風習になっているところがあります。
その雰囲気の中で自分の意思を貫くのは、ほとんど不可能。流される可能性がとても高くなります。
4、バイトの時間が減る
サークルの活動に加えて、イベント、飲み会、誰かの家に入り浸る…など、とにかく時間がなくなります。
もちろんそれだけアルバイトをする時間はなくなります。
自分で貯めて留学に行きたい、生活費を稼がないといけない、奨学金を返したいなど、とにかく稼ぎたい人はサークルをやっている場合ではないかもしれません。
サークル選びのチェックポイントと注意点5つ
次に、サークルを選ぶときに必ずチェックしておきたい点と注意点を5つご紹介します!サークルに入ろうと思っているなら、絶対に確認しておきましょう。
チェックポイント① 費用はいくらかかるか
サークル活動にはいろんな出費が絡んできます。以下の費用を事前に確認して、払えるかどうか見通しを立てましょう。
- 活動費がいくらか?(年間か毎月か)
- そろえる道具などの初期費用は?
- 飲み会・イベントの頻度は?
もちろんサークルの種類にもよりますが、基本的に活動費はそこまで高くはないと思います。
初期費用も、美術系やスポーツ系などだと数万円かかってくることもありますが、かかっても一度だけ。
うまくいけば先輩からのお下がりをもらえることもあります。
一番継続的にかかるのが「飲み会・イベント」です。
頻度が多かったり、企画するイベントが旅行や遠出などだと、結構の出費になります。
チェックポイント② 活動頻度は?
活動頻度はシラバスに書いてありますが、その他の隠れスケジュールがないか、見学に行って確認しましょう。
特にマネージャーなどで運動系のサークル・部活に入ると、ほとんど毎日何かしらの掃除や準備があることがあります。
また、大会の前後のスケジュールも確認しておきたいところ。
試験とかさなったりすると、確実にサークルにひっぱられて試験が危うくなります。
チェックポイント③ 部室の広さ・清潔さ
部室は「居場所」にも「置き場所」にもなるところなので、部員に対してどれくらいの広さなのか、清潔にされているかなどを確認しましょう。
部員の多いサークルだと、部屋が狭くていつもギュウギュウになっているところもあります。
そんなところではなかなかゆっくりできないですよね。
また、ゴミが置きっぱなしだったり、ちゃんとゴミ捨てや掃除をしていなかったりと不潔な部室も嫌なものです。
入学の時期などは「部室見学」の勧誘もやっているので、友達と実際に部室におじゃましてよく確認しましょう。
チェックポイント④ 先輩の人柄
サークルの中心は「先輩」なので、サークルの雰囲気というのはその時の先輩の人柄で変わったりします。
後輩を大事にしているか、こき使っていないか、勉強もしっかり頑張っているか、将来の夢があるかなど、先輩の人柄もできれば確認したいところ。
これも、見学などで部室におじゃましたり、大学構内を勧誘出回っている先輩と話してみるなどすると確認できます。
一度話したくらいで人の性格がわかるわけはないですが、大体の雰囲気はつかめるでしょう。
チェックポイント⑤ 飲みサー・ヤリサーじゃないか?
高校にはなかったもの。それが「飲みサー」と「ヤリサー」です。
「飲みサー」とは、名前こそ「○○サークル」とついていても、実際は全然活動をせずに、みんなで集まってただ飲みに行く、というサークルのことです。
「ヤリサー」とは、その名の通り男女の交わりを主な活動としているサークル。
もちろん名前はちゃんと「〇〇文化サークル」なんてついていますが、「飲みサー」と同じようにフタを開けてみたらやっていることは全然別。
とくに新大学生は注意しましょう。
飲みサーやヤリサーの情報はもちろん一般にはオープンになっていないので、顔の広い友達や先輩から情報を集めるか、「みんキャン」などの大学情報サイト・掲示板で情報を集めましょう。
● 同じ大学の先輩からアドバイスがもらえる情報収集サイト
公式サイト:同じ大学出身の先輩に話を聞けるOB/OG訪問ネットワーク「ビズリーチ・キャンパス」
母校のOB・OGと簡単に繋がれるサービスです。
Facebook経由で大学を登録すると、あなたのプロフィールから最適なOB/OGをおすすめしてくれるので、バックグラウンドが同じ先輩に出会って話を聞くことができます。
これなら知り合いの先輩がいないという人も情報を得ることができます。
無料会員登録ですぐに使えるので、大学生活を後悔なく楽しみたい人は絶対に活用すべき!
まとめ
以上、大学生はサークルは入るべきか?についてのまとめでした。
私自身は大学生の時はサークルに入っていませんでしたが、入っている友達は結構エンジョイしているようでした。
先輩、後輩、同学年と仲間が増え、イベントや活動が充実していると、とても有意義な大学生活になりますね。
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