大学生の一人暮らしはけっこう寂しいので、ペットを飼いたい!という人も多いですよね。
ただ、部活・サークルやバイトで忙しいし、実家に帰って家を空けるし…本当にちゃんとお世話できるのか?
なんて不安で迷うこともあると思います。
そこで今回は、大学生の一人暮らしでペットを飼うことは実際できるのか?大学生活とちゃんと両立できるのか?
「費用・時間・大変さ(お世話)」の3つの点から、徹底検証してみました!
大学生の一人暮らしでペットを飼うことのメリット
動物好きの人にとっては、ペットは癒しの存在ですよね。
大学生の一人暮らしでもしペットが飼えたとしたら、こんなメリットが期待できるかも!
- 寂しさを和らげてくれる
- 大学生活のストレスを癒してくれる
- 家に帰るのが嬉しくなる
私も小さい頃から猫を飼っていて数年前に亡くなったのですが、やっぱりいるのといないのでは幸せ度が全然違うな〜と、実感するこの頃です。
大学生の一人暮らしでペットを飼う前に知っておきたい3つ
飼えるものなら、いてくれた方が断然いい!
でも、大学生の一人暮らしでは、ペットを飼うにはいくつかのハードルがあるのも事実。
「ペットが欲しい!」と思った時にしっかり考えておくべき点はこの3つ⬇︎
- 費用面(いくらかかるのか)
- 時間面(大学生活と両立できるのか)
- 大変さ(どんな仕事が増えるのか)
これらに全部「YES!」と言えたら、気兼ねなく新しい家族を迎え入れられます!
大事な命を預かるので「自分はペットが飼えるのか?」しっかり今検討しましょう。
【費用面】ペットを飼うにはいくらの出費があるのか?
まずは気になる「費用面」から。ペットを飼うとどれくらいの出費があるのでしょうか?
大学生の一人暮らしでペットに「かかる費用」の平均
ペットを飼う時の費用は、「初期費用」と「継続的にかかる費用」に分かれます。
初期費用と継続的にかかる費用を、ペットの種類別に簡単にまとめるとこんな感じ(ペットの種類は例です)。
- 魚類
➡︎ 初期:5,000円程度、継続:約3,000円/月(電気代込) - 小動物(鳥・ハムスター)
➡︎ 初期:1万円程度、継続:約1,200円/月 - 中型動物(犬・猫)
➡︎ 初期:16万円程度、継続:約13,000円/月
飼うペットの種類によって、かかる費用には大きく差が出てきます。
初期費用と継続費用、それぞれ何にどれくらいかかるのか詳しく見てみましょう!
● 初期費用はいくら?
大学生がペットを飼う時にはじめだけかかる費用は主に、
- ペット代(約2000円〜30万)
- 備品・グッズ代(約3000円〜3万円)
- ワクチン代(約1万円〜)
です。1つずつ見ていきましょう!
❶ ペット代
まずは、ペットを購入する必要がありますね。
例えば、魚類は1匹100〜400円などリーズナブルだったり、ハムスターは1匹1000円〜3000円ほどで買えたりします。
ただ、犬や猫となると1匹10万円〜30万円とぐっと価格が上がります。
❷ 備品・グッズ代
ペットを飼うに当たって必要になる備品やグッズもそろえましょう。
例えば、
- 魚類…水槽・水草や流木などのレイアウト・砂利など
- ハムスター…ケージ・おもちゃ・トイレ・水飲み装置など
- 犬・猫…ケージ・おもちゃ・トイレ・食器・リードと首輪など
ペットの種類によって必要なものは変わりますが、どんなペットでも最低限何かしらの準備は必要になってきます。
とはいえ、やはり手軽に飼える魚類や小動物系はリーズナブルに費用を抑えられる傾向がありますね。
❸ ワクチン代
魚類や小動物の場合は必要ありませんが、犬や猫などの場合ワクチン代がかかることがあります。
例えば「犬」の場合は、
- 混合ワクチン(犬側) 約8000円
- 狂犬病予防接種(飼い主側)約3500円
で最低でも合計11,500円かかります。
混合ワクチンは2回打つことが推薦される場合もあるので、そうなるとまた費用もかかりますね。
● 継続的にかかる費用はいくら?
次に、ペットを飼う中で継続的にかかる出費をまとめました。
- エサ代(約150円〜5000円/月)
- トイレ代(〜約1500円/月)
- 病院代(約2000〜4000円/回)
- シャンプー・トリミング(約1500円/月)
主にこの4つ。1つずつ見ていきましょう!
❶ エサ代
どんな種類のペットでもエサ代は継続的にかかりますよね。
- 魚類…200円〜300円/月
- ハムスター…150円〜200円/月
- 犬・猫…5000円以上/月
ペットの種類によってエサ代も大きく変わってきます。
やはり犬・猫レベルのペットだと、バイト収入の一人暮らし大学生には少し負担かもしれませんね。
❷ トイレ代
魚類や犬にはかかりませんが、室内で飼う動物の中にはトイレ代がかかるものもあります。
例えば、
- ハムスター…200円/月
- 猫…1500円/月
どちらも「トイレ用の砂」を取り替える必要があるのでかかる費用ですね。
とはいえ、スーパーで大袋で安く売っていることがほとんどなので、そこまで負担になる金額でもないかもしれません。
❸ 病院代
ペットの種類によっては、病気にかかったり怪我をしたりすると病院にかかる必要が出てきます。
- 診察料…1000円前後
- 各種検査…1000〜2000円前後
- 入院…2000〜3000円/日
- 各種薬…1000〜3000円/月
もちろん大きさ種類、内容によって値段は変わってきますが、だいたい人間と同じくらいか少し安いイメージですね。
「金欠でペットを病院に連れて行けない!」なんてことにならないように、何かあった時のためのペット貯金は必須です。
❹ シャンプー・トリミング
犬や猫の場合は、シャンプーやトリミングが必要な場合もあります。
だいたい1500円/月が平均と言われています。
【費用面まとめ】大学生の一人暮らしでペットを飼うとかかる費用
というわけで、詳しく内訳がわかったところで、はじめにも書いたまとめにもう一度戻ってみましょう。
- 魚類
➡︎ 初期:5,000円程度、継続:約3,000円/月(電気代込) - 小動物(鳥・ハムスター)
➡︎ 初期:1万円程度、継続:約1,200円/月 - 中型動物(犬・猫)
➡︎ 初期:16万円程度、継続:約13,000円/月
費用面から見ると、あまりお金に余裕のない大学生は、魚類や小動物だと負担も少なく抑えられることがわかりますね!
犬・猫などは確かに人気ですが、費用面で見ると毎月の出費も高めで、あとあと負担になってくる可能性も。
ペットを選ぶときは現実的な費用面をよく考えてから決めましょう。
【時間面】大学生活との両立はできるのか?
次に、時間面について「大学生活と両立できるのか?」について考えていきます。
サークルに課題、バイトと何かと忙しい大学生ですが、ペットを飼うことでどんな制限が出てくるのでしょうか?
大学生活の中でペットがいると困る時
大学生が一人暮らしでペットを飼うと、「こういう時はペットどうしよう…」となる場面が少なからず出てきます。
例えばこんな時⬇︎
- 友達・彼氏彼女の家に泊まる時
- オールで遊び・飲み会がある時
- 長期休みで帰省する時
- 留学へ行く時
他に誰も代わりのお世話をしてくれる人がいないので、1日家に帰れない日や、長く家を空ける時は何らかの対策を取らないといけませんよね。
そういう時は一体どうしたらよいのでしょうか?
どうしてもペットのお世話ができない時の2つの方法
上にあげた例のような場合で、「どうしてもこの期間はペットのお世話ができない!」という時は、
- ペットシッターに頼む
- ペットホテルに預ける
という方法があります。
ペットシッターはだいたい1回60分が2500円〜3000円ほど。
例えば、帰省などで4泊5日で家を空け、その間3回お世話に来てもらうなら約75,000円でお願いできます。
ペットホテルは、1泊2,000円〜3,500円で預けることができます(地域によって料金は前後します)。
どちらも、そこまで手が届かない金額ではありません。いざという時はこういうサービスの力を借りることもできると知っておくと安心ですね。
大学生活と両立するためにはペット選びが大事!
費用面でもそうですが、選ぶペットによってお世話の頻度や大変さなどが全然違います。
大学生の一人暮らしでペットを飼う場合、サークルもバイトもしていなくて時間に余裕がある人は問題なし。
ただ、サークルやバイトなどが忙しい人は、「自分がお世話を両立できる範囲のペット」を選ぶことが何より大事です。
大学生の一人暮らしにおすすめのペットについては、別記事で詳しくまとめるのでそちらを参考に、自分が無理なく飼えるペットを選びましょう。
【時間面まとめ】大学生の一人暮らしでペットを両立するために
結論、大学生が一人暮らしでペットを飼うことを両立するためには、
- お世話を両立できるペットを選ぶ
- どうしてもお世話ができない時はホテル・代行サービスを利用する
この2つがポイントです。
特に1は大事。本当に飼いたいペットの難易度が高いのなら、今無理して飼わずに社会人になるまで待ちましょう。
無理して飼って途中でお世話ができなくなっても、放棄することはできません。
【大変さ】ペットを飼うと「やらないといけなくなる」こと
大学生が一人暮らしでペットを飼うと、お世話は全て自分が責任を持ってやらないといけませんよね。
もちろん、飼うペットの種類によって全然お世話の内容や大変さは変わってきますが、最低限、
- 毎朝毎晩エサ・水を取り替える
- トイレの始末(犬は散歩)
- 飼育スペースの掃除(魚は水槽洗い)
- エサ・トイレ砂の購入
はどのペットでも「やらないといけなくなる」ことです。
「今の大学生活にプラスしてこれらの項目をこなすことはできるか?」
自分に確認しましょう。
最終注意!ペットを飼う前にチェックしておきたい4つのこと
最後に、大学生の一人暮らしでペットを飼う前にチェックしておきたい大事なポイントを4つ御紹介します!
❶ 部屋・物件はペットOK?
まずは、今住んでいる物件自体が「ペットOK」かどうかを確認しましょう。
魚類くらいなら問題ないのかもしれませんが、犬や猫はもちろん、小動物の場合もあらかじめ確認しておく必要があります。
❷ アレルギーはないか?
ペットを飼ったはいいけど、実は自分がアレルギーだった!なんてことがないように注意!
ペットショップに行って実際に触らせてもらったり、心配な人は「血液検査」でアレルギーがないか調べておきましょう。
❸ 命を預かる責任はあるか?
ペットを飼うというのは、単に一緒に暮らすだけでなく、最後の瞬間まで命を預かることでもあります。
その死を見届け、お葬式まで責任を持ってできますか?
お世話をする時はもちろんですが、最後の最後まで命を預かる責任があるのだと改めて心に刻みましょう。
❹ 家族・パートナーには最低限言っておこう
一人暮らしなのでそこまで問題にもならないですが、家に両親や彼氏・彼女が遊びに来ることはありますよね。
その時に相手がアレルギーだったり、びっくりしたりしないように、最低でも両親とパートナーには一言言っておくといいでしょう。
結論!大学生の一人暮らしでペットを飼えるのか?
ここまで「費用面」「時間面」「大変さ」の3つのポイントと最終チェック項目をもとに、大学生の一人暮らしでもペットは飼えるかどうか見てきました。
結論、ペットを飼っても大丈夫そうだなという大学生はこんな人⬇︎
- 初期費用が出せる
- 継続費用が無理なく出せる
- 時間にゆとりがある
- 背伸びせず適切なペットを選べる
- 毎日のお世話が負担なくできる
- 物件がペットOK
- アレルギーがない
- 命の重さに最後まで責任が取れる
- 家族・パートナーに周知できる
たくさんありますが、これらに全部「YES!」と言えるのなら、大学生の一人暮らしでもペットを飼って大丈夫でしょう!
もしどれかにバツがついてしまうなら、選ぶペットの種類を変えてみるか、条件が揃うまでがまんした方があとあと後悔しません。
まとめ
以上、大学生の一人暮らしでペットが飼えるのかどうか、「費用面」「時間面」「大変さ」の3つのポイントからの徹底検証でした。
私もペットが欲しくてたまらないのですが、パートナーがアレルギーなので躊躇しています。
なんとか対策を練っていっこくも早く猫を飼いたいです。笑
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