留学に行った大学生の超リアルな体験談。

留学に行きたい大学生、留学に興味がある大学生がだんだん増えてきています。

私自身、大学生の時に「イギリスへ1週間の短期留学」「カナダへ1年間の長期留学」を体験しました。

今回は、その2回の留学体験で感じたことの総大勢を「リアルに」お伝えしようと思います。

  1. 留学先で感じた文化の違い
  2. 留学先で注意すべきこと
  3. 英語力は伸びたかどうか?
  4. 留学で得た一番の価値は?
  5. 留学後の自分の変化は?
  6. 留学後は人からどう見られるか

留学に興味がある大学生、留学に迷っている大学生は、ぜひ参考にしてくださいね。

ちなみに、「イギリス短期留学」と「カナダ長期留学」それぞれの体験談を別記事でもっと詳しく書いています。

より詳しく知りたい方は、こちらも合わせてどうぞ!⬇︎


1、日本と違う!留学先で感じた文化の違い

(⬆︎カナダ留学先大学での写真、私一番右です)

まずは、留学先、イギリス・カナダで感じた「文化の違い」から。

日本とは文化習慣が違うというのは頭ではわかっていましたが、実際に身を持って体験すると結構、驚愕でした。

 偏見・差別は驚くほどない。

まず感じたことは、日本に比べて、他国の人に対する抵抗というか、差別みたいなものは全くない、ということ。

また、街を歩いている人を見ても、いろんな人種の人がたくさん混じっていて、

日本なら、外国人さんを見かけると「おー!」と一瞬思うと思いますが、向こうの人はもう国際社会が当たり前、といった感じで平然としています。

逆に言うと、「日本人だから」という配慮がないので、すごいネイティブ英語で話しかけてきます。早い早い。笑

恥ずかしがらず、ゆっくり言ってもらうようにお願いすることも大事。

男女関係がめっちゃオープン!

日本では、男女関係は割と繊細に扱われますが、向こうではかなりオープン!

パーティで誰か相手を見つけて、そのままお家へお持ち帰り…というパターンが普通みたいでした。

しかしその分、レイプ問題は日常茶飯事で、私の隣の部屋の子もそれでトラブルになり、夜中に何人か大人が詰めかけたことがありました。

大学にもレイプ問題に呼びかけるポスターなどがたくさん貼ってあります。

日本人の感覚で恋愛をしようとすると、ちょっと危険かもしれません。

女子は特に注意しましょう。

結構不潔!やっぱり日本はきれいな国だった。

私が神経質なのもありますが、トイレやベッド、シャワールーム(寮で共有)などは結構汚かった思い出があります。

シャワールームにはいつも髪の毛がついていました。笑

また、個別のシャワールームを利用しようとすると、夜はそこでセックスをしている人がいるのでやめたほうがいいと言われたり…。

また、トイレが流れていなかったり、詰まっていたりするのは日常茶飯事でした。

私が行った大学は田舎の方だったので、都市に行くと少しはいいのかもしれませんが…。

どちらにせよ、海外に行くなら、日本のようにきれいだとは思わないほうがいいです。

2、留学先で日本人が注意したい意外なこと

(⬆︎カナダホームステイ先でのクリスマスの様子)

海外に行くときは、スリや盗難、悪い男性に気をつけなければいけないのは言うまでもありません。

でも、それ以外にも日本人留学生が気をつけなければいけない「意外な」ことがあります。

信用しすぎないこと!支払いに間違いがないか自分で確認する

日本は、地下鉄も1秒単位で図られているほど正確な国。

日本の大学となると、支払いに間違いがあるはずないとつい安心しがちですが、海外は「大雑把」なところが多いので、自分でしっかり確認することが大事。

私も一度、大学の寮の料金支払いでかなり金額が間違っていましたが、友達に言われるまで自分でちゃんと確認せず、間違って支払うところでした。

また、相手が間違っていた場合は、しっかりそれを主張することも大事。

つい面倒を起こさないようにとなかったことにしてしまう日本人の習慣を持ち込まず、自己責任だと思って、しっかり自分で確認することが必要です。

知らずに食べたら大変なことに!食事は自己管理

(⬆︎カナダのお店での外食。ボリューム満点)

行ってすぐは、グラタン、ラザニア、ピザ、ハンバーグ、ステーキ、パスタ…など、日本人がよだれを垂らしそうな料理がたくさんあり(大学のダイニング)、天国に来た気分でした。

しかし、それが毎日続くとなると、人によってはだんだん体に合わなくなってきます。

友達も、途中でダイニングの食事が食べられなくなり、自炊していました。

向こうの食事は想像よりもかなりカロリーが高く、日本で食べるのと同じ量を食べていても、気がつけば体重が増えている…というのは留学あるある。

カロリー管理には注意し、日本食は絶対持っていきたい必須アイテムです。


3、実際、留学で英語力は伸びるのか?

英語が話せるようになりたいから留学に行く、と考えている大学生がたくさんいます。

でも正直、短期(半年以下)の留学の場合は、英語力はほとんど変わらないです。

本当に英語力を伸ばしたいのなら、1年以上の長期留学でないと、ほとんど観光で終わってしまいます。

私は、カナダに1年間の留学に行ったときは、確かに英語力が上がった実感がありました。

リスニングだけはまだ聞き取れないこともありますが、スピーキング、発音、文法の使い方、ライティング、リーディングなどは格段に上達しました(これは完全に個人差があります)。

「意地でも日本語を話さない!」という覚悟が分かれ道

(⬆︎カナダ留学先で。エクアドルから来ていた留学生の友達)

短期留学でも長期留学でも、本当に英語を伸ばしたいのなら、「日本人とたむろしない」ことが絶対です。

これをやってしまうと、語学留学でなくてただの観光になってしまうので、帰国してからとても後悔するでしょう。

私はあらかじめ、「留学先では意地でも日本語を使わない!」と決めていたので、外国人の友達と常にいるようにしていました。

それが英語が格段に伸びた大きな要因だと思っています。

他にも日本人留学生は何人かいましたが、ほとんどが日本人同士でいつも行動し、日本語を使って生活していました。

本気で語学を伸ばしに行きたい人は、1年以上の長期留学にすること、そして「日本人とも英語で話す!」くらいの覚悟を決めていくことがポイントです。

4、留学の醍醐味。私が留学で得た一番の価値はこれ!

私が留学で得たことはたくさんありますが、一番価値があったのは「自分を発見する時間」です。

留学に行くと、目に映るものが完全に変わり、言語も完全に変わり、考え方や常識も完全に変わり、周りにいる人も完全に変わります。

なので、私の感覚では「全く別の人に生まれ変わったみたい!」と思いました。本当に別の人の人生を生きているような、不思議な感覚に陥りました。

全てが今までの自分の常識と違う世界で、たった一つ変わらないのは「自分自身」

だからこそ、いつもはしないたくさんの体験の中で、「自分」という存在がより浮き出てきます。

そっか、私日本人だったんだ(これは留学あるある笑)。

そっか、私はどこにいてもやっぱり変わらず私なんだ…。

いつもそう思いながら、「自分」という存在を改めて確認することができました。

留学に行くと、日本との違いとか新鮮な体験、ということに意識が行くのが普通だと思いますが、私の場合はちょっと変わっているのかもしれませんね。笑

5、留学後の自分の変化は?

留学後の変化としては、小さなことかもしれませんが、「授業中によく発言する」ようになったこと

これはなぜかというと、イギリス・カナダ現地の生徒に影響されたからです。

日本人に比べてかなり発言数が多く、教授がしゃべっている最中でも手を挙げて質問をしたり、「僕はそうは思いません」と反論する人もいます。

教授も意見や質問を受けて答えたり、「なぜ君はそう思うんだい?」というように生徒の意見も尊重して講義を進めてくれます。

日本の大学の講義では、学生は一方的に話を聞くだけで、寝ていたり聞いていなかったりと、かなり消極的ですよね。

それに比べ、イギリス・カナダでの講義は、学生と教授が一緒になってトピックに向き合い、学生も積極的に講義に参加していました。

私は、そんな現地の講義が気に入ったので、日本に帰ってからもよく発言するよう意識するようになりました。

6、留学後は人からどう見られるのか?

留学経験があるとまず言われるのが、「じゃあ英語ペラペラなんだ?」ということ。

「留学していた人は英語がペラペラになって帰ってくる」というのが多くの人の想像みたいですね。でも、実際そんなに甘くありませんよ。笑

私は大学1年の時にロンドンにも短期留学に行っていますが、とても短く1週間くらいでした。

しかしカナダは1年間の長期、というところで、みんなそこに驚くみたいです。

確かに、短期と長期両方経験してみて思うのが、短期留学はほぼ「旅行」であり「予告編」みたいなものだということ。

海外のおいしいところだけ、いいところだけ経験できるからです。

でも、長期留学はそうもいきません。嫌なこと、もう耐えられないということ、迷いや勇気のいること、たくさんの困難があります。

もし、留学経験をアピール要素として使いたいのなら、「長期留学」にしましょう。

また、今では短期留学に行くのは珍しいことではないので、「長期留学」の方が一般的に人からの評価も高いと思われます。


まとめ

以上、大学生で私が経験した留学体験談でした。

今回は、2回の留学を通して感じたことをまとめましたが、「イギリス短期留学」「カナダ長期留学」についてもそれぞれさらに詳しくまとめています。

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