大学生の超リアルな留学体験談 ②【カナダ長期留学】

大学生の超リアルな留学体験談 ①【ロンドン短期語学留学】に引き続き、カナダでの長期留学の体験談をお話します。(ここでーす⬆︎)

カナダ留学は、ロンドン留学と比べると、辛いことも多かったですが、その分得たものも大きかったです。

「わー楽しかった!すごかった!」というかわいいレベルではなく、何かしっかりとした価値あるものを持ち帰りたい人には、長期留学がオススメです。


カナダの大学への派遣留学

私が体験したのは、自分の大学と提携している海外の大学に派遣留学生として行く「派遣留学・交換留学」と呼ばれるものです。

大学内で、一定基準の成績や英語のスコアを満たし、面接などで選出されます。

自分で行くよりも安く海外の大学に留学に行くことができます。

特に、英文学科があったり、英語に力を入れている大学なら、このような留学制度は整っているでしょう。

私は、2015年8月から約1年間、カナダのニューブランズウィック州、フレデリクトンにある、セント・トーマス大学に行きました。

現地での授業について

現地のネイティブ大学生が取る学科科目を取りながら、ESL (English as a Second Language)という留学生向けの科目を同時に取ります。

このESLは、英文法の勉強や、ライティングの基礎、プレゼンの基礎など、留学生のレベルに合わせて、英語の勉強をする科目です。

普通の学科科目は、もちろんネイティブ向けなので、初めはついていけなくて涙目でした。笑

現地の教授たちは留学生への配慮があった

しかし、教授も留学生だということがわかれば、大抵は親切に協力してくれます。

私のとった Journalism(ジャーナリズム)の教授は、私の勉強をサポートしてくれる役割の生徒をボランティアで募り、つけてくれました。

そこまでしてくれる教授はかなり親切ですが、そこまでいかなくても、授業後に質問に行けば、皆親切に答えてくれます。

ただ、こっちが黙って困った顔をしていても、向こうからお世話を焼いくれるようなことはありません。

サポートを受けたいのなら、あくまでも自分から助けを求めに行く、質問をしに行く、という勇気が必須です。

寮生活の実態と食事

私の滞在方法はでした。

大学がいくつかの寮を持っていて、そこに自校の生徒を滞在させます。

可能な居住スタイルは所属する日本の大学により変わる!

私の日本の大学の規定では、留学先の滞在方法は、ホームステイやルームシェア、一人暮らしもOKでしたが、

他の大学から来た日本人留学生は、寮以外の滞在は許されていませんでした。

派遣留学では、海外の大学のルールよりも、自分の大学のルールに制限されることが結構あります。

事前によく自分の大学の留学に関する規定を知っておくことが大事です。

海外の大学の寮は清潔感に欠けること覚悟で。

寮は、シャワー・トイレ・キッチン・洗濯機など共有でした。日本と比べて、かなり清潔感がないです。笑

というか、日本が異常に綺麗なので、海外に行くときは日本と比べてはなりません。

私みたいに神経質な人は、寮の共有スペースというのは若干ストレスになるかもしれませんね。

とはいえ、新しくできた友達と、それぞれの国の料理を作って一緒に食べたり、共有リビングのテレビで映画を見たりと、それなりに楽しかったです。

大学での食事は?

食事は、大学にあるカフェテリアで毎月何回まで使えるプラン、というのを支払いながらいただきました。

バイキング形式で、サラダからメイン、ドリンクバー、デザート、フルーツなど、いろんなものがありました(大学により違います。あくまでも私の例です)。


果たして、英語力は伸びたのか?

さて、長期留学に行った場合、語学力はどうなるのでしょうか?

あくまで私の場合ですが、スピーキング、リスニング、ライティング、リーディングが上達したと実感しています。

その中でも、特にスピーキングは、行く前に比べてかなり良くなったと思います。

着いてから3ヶ月くらいは苦しみましたが、3ヶ月過ぎたくらいからは英語の生活に慣れ、楽になってきました。

私のスピーキング能力が伸びたわけ

スピーキングが伸びたのは、日本人とはつるまない」というルールを自分の中で作っていたからだと思います。

無視するとか、仲良くしない、ということではなく、主に一緒に行動する人に日本人は避ける、ということです。

おかげで、日本語はほとんど話さない状態で生活をすることができていました。

私のライティング能力が伸びたわけ

ライティングは、授業の課題を提出するときに、嫌でもたくさん英語を書きます(というよりパソコンで打ちます)。

なので、自然と頭で英語を組み立てるのが早くなったり、文章の構成が組めるようになっていきました。

大変な課題もありましたが、今ではとても感謝しています。

私のリーディングが伸びたわけ

リーディングも同じように、「読む課題」というのがたくさん出たこと、そして、図書館で本を借りて読んでいたことが原因ではと思います。

日本の大学と違い、海外の大学は「次ここまで読んでおいて」という課題がたくさん出ます。

なので、背伸びしてたくさん学科科目を取りすぎると、読む課題だけで手一杯、ということになりがち。

初めは無理せず、ESLもうまく使っていく方がいいです。

語学力を伸ばしたいなら、断然長期留学。

ということで、総合的に見ると、ロンドンの短期留学と比べると、かなり上達の実感がありました。

➡︎大学生の超リアルな留学体験談 ①【ロンドン短期語学留学】

留学で語学を伸ばしたい人は、1年以上の留学が適していると思います。

私自身、半年留学も考えましたが、「いろいろ中途半端になるよ」とたくさんの教授に言われたので1年にしました。

確かに半年だと、短期留学とあまり変わらないところがあります。しっかり留学を考えているのなら、1年以上からがオススメです。

より充実した留学へ!伝えたいアドバイス

長期留学をする場合は、春休み、冬休みなどの長期休暇を挟みます。

寮によっては、長期休暇中は滞在できないところや、1泊ごとに料金を取るところもあります。

せっかくの長期休暇なので、寮に引きこもるのではなく、友達と旅行に行ったり、ホームステイの経験をする方がオススメ。

長期休暇中はホームステイをすべし!!

特に、寮生活をする人は、長期休暇中にホームステイを経験することを強くすすめます。

私自身、偶然仲良くなった友達が冬休みのクリスマス期間に、ホームステイをさせてくれました。(⬆︎すごく素敵なお家でした)

寮は滞在する分にはいいのですが、やはりその国独特の雰囲気に触れることはあまりできません。

その点ホームステイでは、寮とは全く違い、その国独特の家族という価値観や、生活習慣、不便なこと・便利なこと、家やインテリア、ゲームなど、よりその国らしいものをたくさん体験できます。

特に、クリスマス期間を挟むのなら、ホームステイにはとてもいい期間だと思います。

日本人の友達と旅行に行くのもいいですが、せっかく留学に来ていて、いろんなことを体験したいのなら、私はホームステイの方を強くおすすめします。


まとめ

今回は私の留学体験のうち、カナダ長期留学についてお話ししました。

とても田舎の方の学校でしたが、何より人が温かく、とても良いところでした。

そして、そこで体験したこと、学んだこと、気がついたこと、驚いたこと、苦しかったこと、嬉しかったこと、全部が今の私の一部になって残っています。

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