【大学生の英語勉強法】洋楽で楽しくラクに英単語暗記する方法

カラオケ英語

【大学生の英語勉強法】シリーズでは、英語大好き・TOEIC800点・留学2回経験のサイト運営者が、大学生が「楽しく」英語を身につけられる勉強法やコツを、経験を踏まえてご紹介していきます!

今回は、苦手な人も多い「英単語暗記」を、好きな洋楽を使って、楽しくラクに進める方法を公開します。

洋楽をよく聞く、カラオケに行くのが好き、スラング・英会話で役立つ語彙を増やしたい!という大学生に特にオススメ。


東京外国語大学卒の先生に教えてもらった英単語暗記法

英語の先生

わたしは高校の時あまりに英単語の暗記が嫌いすぎて、英語科の先生に相談しに行ったことがあります。

東京外国語大学を卒業した大人気の先生だったのですが、「英単語は一切勉強してないよ!」とさらっと言われて驚きました。

その先生も英単語暗記が嫌いで、単語帳でわざわざ英単語を勉強することはしていなかったそうです。

ただ、1つだけやっていたのが「好きな洋楽」を使った暗記法

わたしもそれ以来、好きな洋楽を見つけるたびにやっていますが、とにかくラクだし、自然に語彙が増えていくので最強だと思っています。

洋楽で英単語を暗記する仕組みって?

洋楽暗記1

しっかりした長期記憶になるためには「くりかえし」が重要ポイント

この暗記法は、とにかくこの「くりかえし」が自然に、そしてふんだんに盛り込まれています。

1曲マスターするまで、何度も「くりかえし」練習します(詳しいやり方は後ほど)。

また、好きな曲というのは一回聴いたら終わりではないですよね。何度もくりかえし聴くものです。

頭の中でヘビロテして離れなくなった時も、歌詞を思い出してながら口ずむと、強力な「くりかえし」に。

カラオケで歌う、お風呂で歌うときももちろん「くりかえし」…。

とにかくくりかえすので、1度調べただけのその英単語が、しっかりあなたのものになります。

洋楽で英単語を暗記する効果は?

単語帳ではなく、洋楽で英単語暗記をする効果は何でしょうか?

  • ネイティブが日常生活で使う英単語を覚えられる
  • 発音を覚えられる
  • 「くっつき音」や「音落ち」が身につく

邦楽でもそうですが、歌詞には、辞書に載っているような気難しい言葉ではなく、日常で使われる自然な言葉が使われますよね。

また、単語帳での英単語暗記だと、面倒がってCD・音声を飛ばす人がいますが、この暗記法なら嫌でも発音を習得できます。

そして何より、日本人がとくに苦手な「くっつき音(単語と単語がくっついて発音される)」「音落ち(発音されるはずの音が発音されない)」の経験値を増やすこともできます。

自分の発音が良くなるだけでなく、リスニングにも効果を発揮します。


具体的なやり方!

では早速、洋楽を使った英単語暗記法の具体的なやり方をご紹介します!

一言で言えば、「好きな洋楽を、歌詞を見て、意味を把握しながら歌えるようになる」という感じ。

具体的には、以下のようになります。

  1. 洋楽と、その歌詞を用意する
  2. 歌詞を見ながら2〜3回きく
  3. 知らない単語を書き出す
  4. 歌詞を読解して意味を理解する
  5. 意味を意識しながら繰り返しきく
  6. 自分で歌えるようになるまで練習する

1つづつ詳しく見ていきましょう!

1、洋楽と歌詞を用意する

まずは、歌えるようになりたい洋楽とその歌詞を用意します。

この後何度もくりかえしその曲を聴くことになるので、できれば自分が好きな曲を選ぶ方がいいと思います。

曲を選んだら、次に、ネットで検索してその曲の「英語の歌詞」を手に入れます。

検索キーワードは「○○ 英語 歌詞」でもいいですが、私がオススメするのは「○○ lyrics」です。

“lyrics”とは「歌詞」という意味。英語の曲なので、英語で検索する方がより正確で、多くの情報を得られます

2、歌詞を見ながら2〜3回聴く

曲を決めて、歌詞を手に入れたら、さっそくその歌詞を目で追いながら曲を聴いてみましょう

もし今回初めてきく曲であるなら、歌詞を見る前に数回きいてみて、まずその曲に慣れてみるとより入って来やすいです

「なんと言っているのか」「歌詞の意味はなんなのか」などは、この時点ではわからなくても大丈夫。

2〜3回、または耳に慣れるまで、数回聞いてみましょう。

3、知らない単語・フレーズを書き出す

歌詞をみながら聞いてみた後、その歌詞の中で、知らない単語・フレーズをリストアップします。

そして、辞書やネットなどで意味を調べ、隣に書いておきましょう

4、歌詞を読解して意味を理解する

秋の本

次に、歌詞を読解して、内容を理解していきます。

自力でわからないところがあれば、日本語訳を検索してみるのも一つです。

ただ一つ注意したいのは、ネット上の和訳が必ずしも正しいとは限らない」ということ。

そのまま信じるのではなく、参考程度としてくださいね。

意味がわからなかった時の一番の解決方法は、ネイティブの人に聞いてみることです

全体的に歌詞の意味がわかったら、その意味と新しい単語を頭に入れながら、何度か歌詞を読んでみましょう

5、意味を意識しながら繰り返しきく

次に、さっき頭に入れた歌詞の意味・ストーリー・新出単語を意識しながら、歌詞を見つつくりかえし曲を聴きます

この時には、「あ、こんなことを言っている曲だったんだ!」と、初めと曲の印象が変わっているはず。

メロディーと歌詞がちょうどよく合っていることに気づいたり、お気に入りのポイントも見つかるかもしれません。

歌詞を目で追いながら、意味をスムーズに思い浮かべられるようになったらOK!

6、自分で歌えるようになるまで練習する

最後にして一番大事なステップは、自分でその曲を歌えるようになること」です。

歌詞を見ながら曲に合わせて歌ってみてもよし。

すぐには歌えなさそうなら、歌詞だけを見てまず音読の練習をして、次に自分のペースで歌ってみるのもよし。

何度かくりかえして、最終的には曲と一緒にスムーズに歌えるようになったら完了です

ここで気がついていただきたいのが、ステップ3で書きだした単語やフレーズ。

いつの間にか、すっかり覚えてしまっていませんか?

これがこの暗記法のすごいところです。

曲を歌えるように練習しているうちに、自然と単語とフレーズがストックされていくのです。

あとは、気が向いたときにまたその曲を聞いてみたり、口ずさんでみたりすると、効果が倍増しますよ!


一緒にやってみよう!Beatles 【Help!】

さて、最後に、今日紹介した方法を使って、実際に少しだけやってみましょう!

1、洋楽と、その歌詞を用意する

曲は、Beatlesの”Help!”を選んでみました。

今回は、長くなってしまうので、一番の歌詞だけやってみましょう。

歌詞は「LYRICS FREAK」というサイトで見つけたものを使います。

2、歌詞を見ながら2〜3回きく

では、歌詞をみながら、曲を聞いてみてください。耳に曲がなれるまで、数回聞いてみましょう。

【 Help! 】   by. Beatles

Help! I need somecody
Help! Not just anybody

Help! You know I need someone
Help

When I was younger,
so much younger than today,
I never needed anybody’s help in anyways

But now these days are gone,
I’m not so self-assured
Now I fiind I’ve changed my mind
I’ve opened up the doors.

Help me if you can, I’m feeling down
And I do appreciate you being around

Help me get my feet back on the ground

Won’t you please please help me?

3、知らない単語・フレーズを書き出す

  • in anyways    どんなことでも、何事にも
  • are gone  (be gone) 過ぎ去った
  • self-assured 自信がある、強気である
  • I’m feeling down 落ち込んでいる
  • appreciate 感謝する
  • get my feet back on the ground  足を地面に引きもどす(元に戻す)   
  • Won’t you ~?   してくれませんか?

などなど。

4、歌詞を読解して意味を理解する

文法や単語をすべて解説していると恐ろしく長くなるので、ここでは完成した和訳だけ載せます⬇︎

誰か助けて!
誰でもいいわけじゃないんだけど

助けて!わかるだろ、助け必要なんだ
助けて!

僕がもっと若かったころ、
今よりずっと若かったころ、

何をするにも誰かの助けなんて必要としなかった

でも、今やそういう日々は過ぎ、
自信がなくなってきた

気づいたら気持ちが変わって、
心の扉を開いていたんだ

できることなら助けてくれ、
落ち込んでいるんだ

君がとなりにいてくれるだけで助かるんだ
僕を元にもどすのを手伝ってくれないか

お願いだから、助けてくれないか

5、意味を意識しながら繰り返しきく

今度は、その意味、ストーリー、新しく覚えた新出単語を意識しながら、くりかえし聞いてみましょう。

英語の歌詞をみながらです。さっきとは全然曲の印象が変わっていると思います。

6、自分で歌えるようになるまで練習する

意味がスムーズに頭に入ってくるようになったら、あとは自分で歌えるようになるまで、たくさん練習しましょう!

歌えるようになる頃には、3で書きだした単語やフレーズは、しっかり頭に入っているはずです!

そこまでくれば、完了です。


まとめ

どうでしたか?Beatlesの”Help!”は歌えるようになりましたか?

自分で続きの2番から最後までやってみてもいいですね。

他にも自分の好きな洋楽で、どんどん試してみてください!

その他にも、今からでも英語を始めたい!という大学生が楽しくできる英語勉強法を【大学生の英語勉強法】シリーズでまとめています。

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