【大学生の英語勉強法】シリーズでは、英語大好き・TOEIC800点・留学2回経験のサイト運営者が、大学生が「楽しく」英語を身につけられる勉強法やコツを、経験を踏まえてご紹介していきます!
英語の発音、苦手な人多いですよね。
とくに日本人にとっては、日本語と英語はもともと「音」が違う言語なので難しいと言われています。
でも、どうせしゃべるなら、ネイティブに近いきれいな発音ができるとかっこいいし、周りからの評価もグンと上がるのです。
今回は、日本語と英語の「音」の違いを解説し、英語の発音が苦手な人!という大学生でも、簡単にネイティブの発音に近づくことができる3つのコツをご紹介したいと思います!
日本語と英語の「音」の違いを徹底解説!
まずは、ネイティブの発音に近づくための大きなヒントとなる、日本語と英語の「音」の違いについてお話ししますね!
「違い」を理解できると、その違いを練習したり埋めたりすることで、効果的に発音を上達させることができます。
さて、日本語と英語の「音」は次の3つの点で大きな違いがあります。
- 「鋭い音」か「優しい音」か
- 「お腹から」か「喉から」か
- 「子音で終わる」か「母音で終わる」か
一つずつ説明していきます!
少し長くなるので、「発音がよくなるコツだけ知りたい!」という人は飛ばしてくださいね。
1、「鋭い音」か「優しい音」か
日本語と英語では、聞いた時全く印象が違いますよね。その印象の違いの一つが「音の鋭さ」。
私がイギリスに留学した時に、フランス人の友達に「日本語の音ってやわらかくて優しいよね」と言われたことがあります。
意識してみると、確かに日本語の音はやわらかく単調ですよね。音に角がない感じ。
対して、英語は『T』や『S』など「息を勢いよく出す」ことが多く「鋭い音」を特徴とする言語です。
実際にネイティブの口の前に手を当ててみると、手に鋭く勢いよく息がかかります(ちょっと変な光景 笑)。
まず1つ目の違い。それは「鋭い音」が多いのか「優しい音」が多いのか、です。
2、「お腹から」か「のどから」か
実は、発声の仕方も違います。「日本語はのどから、英語はお腹から」とよくいわれます。
その訳は…
「日本語」
- 鋭さのない「優しい音」
- イントネーションを「音の高低」でつける
➡︎ 息をわざわざ鋭く使う必要がなく「のどからの発声」で十分
対して英語は、
「英語」
- 「鋭い音」が多い
- イントネーションを「音の強弱」でつける
➡︎ 息をたくさん使うので「お腹からの発声」が必要
鋭い音を出すには、それだけ「息の量」が必要。そして、音の強弱をつけるにも「息の量」が必要ですよね。
このように、英語は日本語に比べて「息の量」が必要な言語だということです。
それを確保するために、のどではなくお腹からの発声が必要です。
3、「子音でおわる」か「母音でおわる」か
3つ目は、発音を上達させるために一番知っておきたいポイント!
それは、日本語と英語の「音を作る仕組み」。
● 日本語の音を作る仕組み
日本語の音は、「◯行+母音」という仕組みで「必ず母音とセット」になります。
例えば、
- 「み」という音➡︎「ま行+母音のい」
としますね。日本語には、「子音だけの音」はありません。
そんなの当たり前!と思うかもしれませんが、英語の場合を見てみると、違いがよくわかります。
● 英語の音を作る仕組み
英語の音は、日本語には存在しない「子音だけの音」というものがあります。
例えば、”hello”ですが、これはoという母音で終わっていますね。これ日本語と同じです。
でも、“hotel”はどうでしょうか。これは、”l”、つまり子音で終わっていますね。
forward、pass、left、back、disturb…どれも「子音だけの音」で終わっています。
実はこの違いが、よく言う「カタカナ英語」の一番の原因!
詳しくは次の項目でお話ししますね。
ネイティブの発音に近づける3つのコツ!
さて、日本語と英語の音の違いがわかったところで、どうすればネイティブのようにきれいな発音ができるようになるのか?
3つの「違い」に沿って、それぞれコツをご紹介していきます。
- 鋭い音を出す方法
- お腹から息を出す
- 子音で終わる
一つずつ説明していきますね!
1、鋭い音をだす
ネイティブの発音に近づけるには、普段日本語で慣れている「優しい音」ではなく、「鋭い音」を出せるように練習する必要があります。
英会話の先生が教えてくれたとっておきの練習法が以下⬇︎
- 『T,S,K』などの特に鋭い音を繰り返し練習する
- その時、口の前10cmくらいに自分の手を当てる
- 手に息が当たるように鋭く音を出す
手に息が感じられないなら、まだまだ鋭さが足りないということ!
はじめは、「こんなに一生懸命息飛ばさないといけないの!?」と驚くかもしれませんが、それは慣れていないから。
できれば、YouTubeなどでネイティブの発音を聞きながら、後に続いて練習するといいですよ!
2、お腹から息をだす
胸式呼吸ではなく「腹式呼吸」で、お腹から息を出すように意識してみましょう。
たっぷり息が使えるので、1でお話した「鋭い音」もラクに出せるようになります。
正しい発音を意識してシャドーイングの練習を繰り返していると、酸欠になりそうになることも。笑
それぐらい、英語では息をたっぷり使う必要があります。
発音練習のときは、「お腹から発声」するように意識してみてください。
3、子音でおわる
日本語には「子音だけの音」がないので、「子音だけで終わる」英語の音は日本人にとって未知のもの。
そして、その未知音をなんとか認知できるようにするために、勝手に母音をつけ足すことで「カタカナ英語」が出来上がります。
例えば、さっきの例の”hotel”ならば、最後の”l”に勝手に「う」という母音をつけて、「ホテル」というカタカナ英語に変えてしまいます。
他にも例を挙げればきりがありません。
- forward →(d+母音のお)→ フォワード
- pass →(ss+母音のう)→ パス
- left →(t+母音のお)→ レフト
- back →(ck+母音のう)→ バック
子音で終わるべきところは、余計な母音を勝手につけずにちゃんと子音だけで終える。
それができるようになると、格段と発音がネイティブに近づきます。
「子音で終わる音」に慣れるには、
- 「シャドーイング(ネイティブの発音の少し後に続く)」
- 「リピーティング(ネイティブの発音の後に繰り返す)」
のどちらかの練習が必須です。
自分流の発音を捨てて「ネイティブの発音をそのまま真似する」ことを意識しましょう。
まとめ
今回は、ネイティブの発音に近づけるための3つのコツをご紹介しました。
英語のレベル自体は一緒でも、発音がいいだけで「英語すごいできるねー!」と言われることもあります。笑
私は発音が得意だったおかげでたくさん得をしてきました。きっと、きれいに発音できるようになったら、もっと英語に自信が出るはずですよ。
今からでも英語を始めたい!という大学生が楽しくできる英語勉強法は、【大学生の英語勉強法】シリーズでまだまだあります!