【大学生の英語勉強法】シリーズでは、英語大好き・TOEIC800点・留学2回経験のサイト運営者が、大学生が「楽しく」英語を身につけられる勉強法やコツを、経験を踏まえてご紹介していきます!
英語を勉強していると、誰もがぶつかるのが「スランプ」。
「頑張って勉強しているのになかなか伸びない…」「いろいろ試しているのに、いまいち成果がでない…」
今回は、そんな苦しい英語スランプから抜け出すための方法をまとめました!
英語のスランプに陥った時に知っておくべきこと
英語のスランプに陥っていると、上達しているという実感がなく、モチベーションもなかなか続かないですよね。
そんな時辛い時期に、まず知っておくべきは、
- 英語のスランプはほとんどの人が通る道である
- 英語は右肩あがりに伸びていくものではない
ということです。
1つ目は分かりますね。
2つ目については上のグラフを見てください。
緑の線が「理想」として多くの人が思い描く英語上達の過程ですが、実際には赤色の線が英語上達の道のりになります。
なので、英語のスランプに陥ったからといって、落ち込むことは全くなく、赤い線のどこかにちゃんといるということ。
これを知っているだけでも、スランプの捉え方やモチベーションが変わってきますよね!
スランプ脱出!のための3つの作戦
スランプが順調な成長の過程だということはわかりました。
しかし、やはりつらい!少しでも早く抜け出したい!ですよね、わかります。
そこで、スランプを脱出する作戦を3つご紹介します。
- しばらく英語から離れてみる
- うまくいかない部分と原因を「具体的」に知る
- やることを絞る
1つずつ見ていきましょう!
【作戦1】しばらく英語から離れてみる
まず一番簡単で効果があるのは「しばらく英語から離れてみる」という方法。
一度、それまでやっていた英語の勉強を全部止めます。
単語の暗記も、シャドーイングも、長文読解も…すべて止めて、日々の英語勉強から完全に離れます。
そして、スランプのことも忘れます。
ただし、英語のすべてから距離をとるのではなく、かわりに「楽しい英語」に自由に触れるように意識します。
例えば、
- 長文読解のことなんてすっきり忘れて、洋画を思いっきり楽しむ!
- 英単語のことなんて忘れて、好きな洋楽をきく!
などなど。
スランプは、強行突破しようとしても、あまりうまくいきません。
一度、日常のルーティンから自分を解放して、英語自体に楽しい感覚を取り戻すことで、全体の流れを変えることができます。
【作戦2】うまくいかない部分と原因を「具体的」に知る
「なんとなくうまくいかない」というときは、曖昧なままにしていても解決できません。
「何がどううまくいかないのか」「その原因は何か」を「具体的」に突き止めることで解決の糸口が見えてきます。
例えば私の例を一つ。
大学時代、試験でリスニングの満点を狙っていたのですが、いくら教材を解いてもなかなか満点が取れませんでした。
そこで、自分が間違った問題を見返し、自分がどうして間違ったのか、原因を「具体的に」に突き止めてみると…
- 出てきた単語を知らなかった
- 微妙なニュアンスやいい回しが理解できなかった
- 選択肢の意味を正しく解釈できなかった
という問題が見えてきました。
じゃあ次に、「具体的に」どうやったらそれらを解決できるかですよね。
- 英検2級の単語帳を一冊終わらせる
- 数をこなすことで傾向に慣れる
- 選択肢の短英文だけを集め、制限時間内に正しく意味をとる練習をする
このように「うまくいかない部分」と「その原因」を具体的にすることで、結果9割にまで成績を上げることができました。
「具体的に」どこがどう引っかかっているのか、その原因はなにか、考えてみてください。
そこまでくれば、もうほとんど乗り越えたようなものです!
【作戦3】やることを絞る
3つ目が、「今やっていることを絞る」という方法です。
単語暗記にリスニング練習、シャドーイングに長文読解…と詰め込みすぎていませんか?
今達成したい目標をもう一度確認して、本当に全部必要かどうか見直してみましょう。
「削って削ってやることを減らしたほうが効率的に成果が出る」という 「エッセンシャル思考」を取り入れてみましょう。
例えば、単語なら単語、一ヶ月間は単語のみに集中する。
余計なことに気をとられない分「質」も自然に上がり、成果も出やすくなります。
まとめ
今回は、英語のスランプについて、捉え方と脱出方法をお伝えしました。
英語のスランプは成長が止まったわけではなく、下に根を伸ばしているだけ。
あきらめずに、がんばれるかが分かれ道です!
※ 他にも、「今からでも英語を始めたい!」という大学生が楽しくできる英語勉強法を【大学生の英語勉強法】シリーズでまとめています。
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