20歳をすぎてついに解禁になったお酒。お酒デビュー後すぐは、まだ美味しいお酒の飲み方がわからないもの。
そこで今回は、大学生がもっと楽しく美味しくお酒を飲むための3つのコツをご紹介します!
以下の3つを押さえておけば、自分の好きなお酒で、自分の心地よい酔い方で、美味しいお酒が飲めるはず。
- お酒の基本3分類を知る
- 知っておきたいお酒の種類
- お酒に弱い人の楽しみ方
さて、では以下で詳しく見ていきましょう!
まずは、お酒の基本3分類を知ろう
お酒というのは、些細な違いで呼び名や種類も違ってくるもの。数を数えればきりがありません。
なので、まずは複雑なお酒の種類を知る上で一番基本的なことだけ知っておきましょう!
お酒は製造方法によって3つにわけられる!
お酒は、製造方法によって大きく3つに分けられています。「醸造酒」「蒸留酒」「混成酒」この3種類です。
大学生がお酒を飲む上で知っておきたいことだけ、簡潔に見てみましょう。
【醸造酒】…果実や穀物などを発酵させて造られる。アルコール度数は比較的低いものが多いが、ワインは例外。(ex. ビール,日本酒,ワインなど)
【蒸留酒】…醸造したものをさらに蒸留して造られる。アルコール度数が高いものが多い。(ex. 焼酎,ウイスキー,スピリッツ類など)
【混成酒】…醸造酒や蒸留酒にさらに果実などのエキスを加えたもの。(ex. カクテルのリキュールなど)
これら製造法の種類によって、酔い方がちがったり、体質に合う合わないが変わります。
まずは自分に合うお酒を把握するためにも、この3つの大分類は覚えておきましょう!
大学生がよく飲むお酒の種類
次に、大学生がよく飲む一般的なお酒を種類別に取り上げてご紹介していきます。
どれが自分にあったお酒なのか、友達や仲間と色々試してみると楽しいですよ!
ビール(チンカチンカのヒャッコイルービー)
「 とりあえずビール」という言葉があるくらい、最も一般的なお酒がビール。
アルコールは3〜9%と低めなので、お酒が弱い人でも手が届くお酒の一つです。
ビールは、国で定められた材料を使って作られています。
「生ビール」と呼ばれるものもありますが、これは造る途中で熱処理をされていないもののこと。
お酒を覚えたての大学生にとっては、「苦くて美味しくない!」という意見もありますが、 飲んでいるうちに好きになっていく人が多いよう。
ただ、他のお酒に比べて飲みやすい分、強い人は「水代わりに」なんて勢いで飲む人も多く、摂取カロリーが高くなりやすいお酒です。
ダイエット中の大学生は控えめに。
発泡酒
「ビールだ!」と思って買おうとよく見ると「発泡酒」と書いてあることがあるので注意!
発泡酒は簡単にいえば、「ビールに似せてつくったもの」でビールよりも麦芽の量が少なく、国で定められた以外の材料も使われています。
その分、価格はビールより安いですが、味が薄いなどの理由でビールを好む人が多いのが実際のところ。
はじめはビールも発泡酒も違いがよくわからないので、自分の舌で飲み比べてみるといいでしょう。
焼酎
お酒を覚えたての人が必ず飲んでいるのが焼酎。大学生に人気の 梅酒・チューハイ(焼酎ハイボール) も焼酎が使われています。
芋焼酎・麦焼酎・紫蘇(しそ)焼酎など、原料によっていろんな種類があります。
焼酎の飲み方は、
- 何も入れない「ストレート」
- 氷を入れて冷やして飲む「ロック」
- 水やお湯などで割って飲む「水割り・お湯割り」
などがあります。 他にもいろんな割り方があり、お酒の味が苦手という人でも割るものによっては大変飲みやすくなるお酒でもあります。
飲食店や居酒屋で焼酎をたのむ時は、「焼酎ロックで!」「焼酎水割りで!」と飲み方も一緒に伝えると親切ですね!
チューハイ
上にも書いた通り、もともとは焼酎とハイボールを混ぜたもので、焼酎の「チュウ」とハイボールの「ハイ」が合わさったのが語源。
ただ、現在では焼酎などの無色で香りのほとんどないものに、果汁と炭酸を加えたもの全般を「チューハイ」と言うことが多いです。
別名「サワー」とも呼ばれますが、ほとんど同じもの。
コンビニやスーパーのお酒コーナーを広く占領する 「缶チューハイ」は、「本搾り」「ほろよい」「STRONG ZERO」「カロリ。」などが代表的ですよね!
アルコールは低いもので3%、その他も4%、5%、6%など刻んであり、高いものでも9%くらいが主。
手頃な値段で、とにかく 味とアルコール度数のバラエティーが豊富な大学生に人気のお酒です。
日本酒
米を発酵させて造られているのが日本酒。 ひと言に日本酒といっても、製造方法などによってさらに細かく分類されるので、ここでは割愛…。
その名の通り、日本特有の製造方法で日本古来からつくられているお酒で、和食と一緒に出されることが多いですね。
「世界一アルコールの高いお酒」と言われるほどアルコール度数が高いので、はじめて飲む人は注意が必要!
アルコール度数は「%」ではなく 「度」で数えられ、 15〜16度が一般的。
また、「1杯」ではなく 「1合(ごう)」と数えるので、飲食店で注文するときは恥をかかないようにしてくださいね。
基本的に大学生の間では、日本酒はそれほど人気がなく、むしろ苦手という人が多いのが実際のところです。
カクテル
カクテルといえば、「おしゃれな飲み物」のイメージがありますよね。
その正体は、ベースとなるお酒に複数のジュースや他のお酒を混ぜたもの。
「ミックスジュース」ならぬ「ミックスアルコール」的なものは全てカクテルと言えます。
バーといえば、シェイカーでシャカシャカしているバーテンダーが名物ですが、あれは複数のお酒やジュースを混ぜているんですね。
チューハイがすっきりした味わいなのに対して、カクテルはフルーティで甘みがあるものが多いのが特徴。
バラエティーに富んでいて、味だけでなく色や飾りなど見た目も楽しめます。
ワイン
果物から造ったお酒 で、主にブドウから造られています。 赤ワインと白ワインが代表的。
赤ワインは渋みがあるので、はじめての人は白ワインが飲みやすいと言われています。
よく聞く「シャンパン」は発泡ワインのことで、炭酸がはいっています。
「○年もの」などの熟成度やブドウの種類、産地によって値段がピンからキリまでさまざま。
「安いのは美味しくない、高いものは美味しい」と考えている人もいますが、 そうとは限らないのがワインの世界。
アルコール度数は十数%〜20%と基本的には高めですが、最近では 5〜7%などの飲みやすいワインも出てきています。
ウイスキー
穀物を発酵させて造られるもの。
基本的にアルコール度数はかなり高く、ビールが4〜5度なのに対し、なんとウイスキーは40度前後が平均!
大学生の若さで好む人はあまりみられないかもしれません。
ストレート、ロック、水割りなどで飲むことが多く、その中でも特に炭酸飲料で割ったものは「ハイボール」と呼ばれます。
苦手な人でも、チョコレートをつまみにして飲めばおいしいですよ。
スピリッツ
アルコール度数の高い蒸留酒のこと。テキーラ・ウォッカ・ジン・ラム酒が代表的。カクテルのベースとして使われることも多いお酒です。
ブランデー
果物を発酵させ蒸留したお酒。簡単に言えば、ワインを蒸留して熟成させたもの。
アルコール度数は高く、40〜50度が平均。ストレートで飲むのが一般的で、「香りを楽しむ」大人なお酒です。
マッコリ
韓国 ドラマなどでも度々登場する、韓国の代表的なお酒。
米を主原料としていて、白く濁っているのが特徴です。
味は、乳酸菌飲料みたいなほのかな酸味と炭酸といった感じで、結構好き嫌いが分かれます。
アルコールは6〜8%が一般的と、それほど高くありません。
お酒に弱い大学生がお酒を楽しむ方法
「いつも具合悪くなるから、対処したい!」
「みんなと一緒に長く飲んでいたい!」
そんな「本当は飲みたいのに!」という悩みを持った大学生がお酒を楽しむにはどうすればいいでしょうか?
「練習すれば強くなれる」なんてことはない。
一般的に、お酒が弱い人は強くはなれません。
「お酒は強くなれるよ!」といってくる先輩もたまにいますが、それは強くなるのではなく「慣れる」だけの話。
お酒に慣れることは出来ても、その人のアルコールの分解量はほぼ決まっています。
なので、お酒に弱い人は無理してたくさん飲んでお酒に強くなろうとするのではなく、自分のペース」を知り、上手に付き合っていくのが賢い方法です。
お酒に弱い大学生が気をつけること。
お酒に弱いけれども、お酒を飲むようなシチュエーションの時は、次のことに気をつけましょう。
- 自分がどれくらい飲めるか知り、ペース配分をする
- 空腹時のお酒は避ける(アルコールが回りやすいため)
- イッキ飲みをしない
- タバコを吸わない
- お酒の合間に水を飲む
とにかく、周りのペースにのまれてしまわないことです。まだあまりお酒を飲んだことがなく、自分のペースがわからないという人は、一人で宅飲みをして練習するといいでしょう。
無理に飲まされそうになったら断る。
今では、お酒を飲めない人が増えてきた中、飲めなくても受け入れてくれる人たちも増えています。
無理して飲めるふりをせずに、はっきりということが大事。
それで嫌われたり省かれたりするのなら、所詮その程度の人間関係だったということですからね。
自分が飲みたいのなら自分のペースで、飲みたくないのなら、はっきり周りにそう言いましょう。
場の空気を崩さずに上手にお酒を断る言い方を、【大学生でお酒を飲まない・飲めない人の上手な断り方】でまとめています。参考にしてください。
まとめ
以上、大学生がもっと楽しくお酒を飲むためのお酒の予備知識をご紹介しました。
お酒の種類を知っておくことで、いろんなお酒に挑戦しながら、自分が心地よい酔い方をする種類を見分けることができます。
いろんなお酒を楽しみましょう!
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