私は、大学を辞めるという決断をした1人です。首席で入学し3年の後期まで順調に単位をとって、1年間の交換留学から帰ってきた後にすぐ辞めました。
普通に考えると頭がおかしいですよね。笑
でも、自分の人生は自分で選択したかったんです。
ここでは、今まさに自分の人生を選択しようとしている大学生のために、大学を辞めるときに考えたいことを経験を踏まえてまとめました。
大丈夫。社会に「正解」なんてありません。
だから、あなたにとっての「正解」を求めてください。
まずはこの記事をじっくり読んで、自分の大事な人生をこれからどうするのか考えてみましょう。
こちらもどうぞ大学中退後の進路!自分らしく生きる7つの進路まとめ
大学を辞める理由は?
大学を辞めると決断する人は、どういう理由を持っているのでしょうか?まずは、大学を辞める理由から見ていきましょう。
1、お金の問題
「お金」の問題は、大学を辞める理由として一番多い割合を占めると言われています。
離婚や倒産・リストラなど、家族や親の経済的な事情が変わり、大学を辞めると決断する大学生が多いようです。
奨学金を借りるという方法もありますが、奨学金を借りた多くの大学生が、その後の人生で40代・50代まで借金の返済を持ち続けています。
そこまでして通うくらいなら、大学を辞めると決断するのもわかります。
2、留年になったから
これも多くの割合を占める理由。授業をサボったり、または病気や怪我などで単位を落としてしまって、留年になった場合。
もちろん、留年になったからといって辞めることはありません。
ただ、留年になることで友達がいなくなってしまったり、面倒になってしまったりと、結果的に大学を辞めるという結論に行くつく人が多いようです。
もし、留年がきっかけでぼっちになってしまい、それが理由で大学を辞めるか迷っているなら、こちらの記事を読んでみてください。
大学を辞める前に、解決できるかもしれません。
➡︎ 大学でぼっちになった女子のための完全ガイド!楽しむ方法から脱出方法まで
➡︎ 大学生で友達がいない人へ!友達の作り方と自分の受け入れ方
3、鬱・大学にいくのが辛い
鬱病、パニック障害、神経症などの精神的な病気が原因で、大学に行くのが辛いという理由もあります。
または、大学に入ってから精神的な病気になってしまったケースもあるでしょう。
精神的な病気にかかってしまうというのは、どこかで自分にとても無理がかかっているということ。
そして、それを我慢し続けてきたということです。これ以上無理がかからないように、慎重な決断が必要です。
4、他の大学に行きたい
いざ大学に入ってみたけれど、思っていたのとは違った。
または、なんとなく選んだ大学に入学したけれど、今他に行きたい大学が見つかった。
この場合は、もちろん大学を辞めた後に別の大学に入学することになるので、進路についてはあまり心配ないかもしれません。
立ち向かう問題があるとすれば、親の説得やお金の問題、他と年齢がずれるということでしょう。
5、ビジネス・就職をするため
大学に入ってから、自分のやりたいビジネスに出会った。
または、就活の前に勤めたい就職先が見つかって、卒業を待たずに入社したい。
大学生のうちからコツコツとブログやソーシャルメディアで収入を作り、目処が立ったところで辞める、という大学生もいるようです。
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+α、私が大学を辞めた理由
さっきも書いた通り、私は3年の後期まで順調に通い、その後留学を経て、大学を辞めました。
実際に大学を辞める時は、1つの理由だけでなく、いろんな理由が混ざり合っているものです。私の場合はこんな理由でした。
- 本気でやりたいビジネスと出会った
- 大学の勉強に意味を見いだせなかった
- 友達関係がつまらなかった
- 意味のないことに多額のお金を捨てるのが嫌になった
- 学歴に縛られない人生を生きようと決意した
一番大きなきっかけは「本気でやりたいビジネスと出会った」ということですが、そこから真剣に自分の人生を考えると、いろんな理由が付随して生まれました。
大学に入ったのはそれこそ就職の時に困らないように学歴をもらうため。でも、自分はどういう生き方をしたいのかと考えた時に、そもそも就職ではなく、自分で稼ぐ道を選びました。
なんとなく大学に行き、学歴を確保し、就職して、人の下で働く。そういう人生に何の意味も見出せなくなったのが一番の理由でした。
大学を鬱で辞める時に知っておきたいこと
大学に入ってから鬱になったしまった。または、鬱とまでいかなくても精神的に辛くなって、大学に行けなくなってしまった。
この理由で大学を辞める時は、特に不安が大きく、その後立ち直って社会に出るのが困難になることがあります。
私自身、家族の中に鬱病と長年戦ってきた人がいるので、鬱の辛さは心が痛むほどわかります。
なのでここでは、鬱で大学を辞める時に、その後沈んでしまわないように伝えたいメッセージをまとめました。
1、すべてに意味がある
大丈夫、すべてに意味があります。
あなたが大学に入ったこと。途中で辛くなってしまう何がが起こったこと。鬱になったしまったこと。
そして今、大学を辞めると決断しようとしていること。
人生に起こる出来事は、全て意味があります。
いまは辛いかもしれませんが、いつかその思いや体験が、他の人を救ったり、役に立ったり、あなたしかできないことに繋がる時がきっと来ます。
その意味が、見えてくる時が必ずくるのです。
2、大学が人生の全てじゃない
と言うより、大学は人生の一部でしかない、といった方が伝わるかもしれません。
「普通に大学を卒業して就職する」それが社会から見て「正しい」ように思えるかもしれませんが、そんなことは全くありません。
むしろ、何も考えずにそのレールに乗っている人の方が私は味気ないと思っています。
大学に行くこと、大学を卒業することが「正解」ではありません。
実際、松下幸之助やスティーブ・ジョブズなど、今の世界を支える大企業を作った人は、ほとんど高卒です。
あなたの人生はあなたの人生。
例え望まずに大学を辞めることになったとしても、それが後々あなたにとっての「正解」だったとわかる時が来ます。
他の人と比べる必要はありません。
3、休学という選択肢もある
もし大学を辞めるという選択が不安なら、「休学」という選択肢があることを忘れてはいけません。
とはいえ、「自分がどうしたいか」です。
「大学を辞める」と考えた方が心が楽になるなら、そうした方がいいというサインです。
または、「大学は辞めずに休学する」と思った方がホッとするなら、そうした方がいいでしょう。
今は、ずっと無理をしてきたあなたの心が「私の声を聞いて!」と叫んでいるときかもしれません。
自分の心の声を信じて選択しましょう。
大学を辞める時、親になんて言えば…内緒?説得?
大学を辞めると決断した時、親になんてなんて言い出したらいいんだろう…と思いますよね。
がっかりさせるかもしれない。怒られるかもしれない。納得してくれないかもしれない。
いろんな不安がよぎるかもしれませんが、まずは「内緒にする」という選択肢だけは外しましょう。
ここまで大事に育ててきてくれた両親です。
受け取ってもらえても、もらえなくても、自分の決断をしっかりと伝える勇気が必要。
しばらくは隠したとしても、後々になってバレてしまう可能性は高くなります。
隠していていずれ「バレる」よりは、正々堂々「伝える」方が自分の選択にも覚悟がつきます。
さて、ではどうやって伝えれば親は納得してくれるのでしょうか?
コツは「自分には明確な意思・ビジョンがある」ということを伝えることです。
1、大学を辞めると決断した理由を明確に伝える
まずは、どうして大学を辞めるのか、自分の理由を明確に伝えましょう。
一番まずいのが、「なんとなく楽しくなくて」とか「意味ない気がするから」という曖昧なものです。
親が反対するのは「心配だから」、それ以外に理由はありません。
だから、「自分はこういう理由で大学を辞めようと決めた」と明確な理由を伝えましょう。
「この子は大丈夫だ」「ちゃんと自分で考えた上での決断なんだな」と思ってもらうことが、説得への第一歩です。
2、今後の進路をどうするか明確に伝える
次に、今後の進路をどうするつもりなのかを明確に伝えましょう。
「とりあえずバイトする」「特にまだ決めてない」はアウト。これでは親が心配するのは目に見えています。
「半年以内に就職先を見つけて働く。〇〇の転職エージェントにお願いする」とか、「1年間バイトでお金を貯めて自分でビジネスをする。
その代わり親に負担は一切かけない」など、いつ、何を、どうやってするのか具体的に伝えるのがポイントです。
3、決意を見せる
「辞めようかなと思ってる…」という言い方では、親はほとんどの確率で「ちゃんと卒業しなさい」といってきます。
本当に辞めると決断したのなら、親がなんて言おうと自分で決めたんだとはっきり伝える意志が必要です。
強い決意を見せましょう。
大学を辞めた後の進路について
大学を辞めると、その後の進路にはどういう選択肢があるのでしょうか?
- 就職する
- 専門学校に行く
- 自分でビジネス・起業をする
- プログラミングスキルを身につける
- 通信制大学で学士号をとる
など、大学を辞めるとしても、たくさんの進路があります。
詳しくは、【大学中退後の進路!自分らしく生きる7つの進路まとめ】で詳しくまとめています。
このページで、あなたらしい進路がきっと見つかるはずです。
大学を辞めた私はその後どうなったか
最後に、大学を辞めた経験者の私がその後どうなったかと、大学を辞めるか迷っている人へのメッセージをお伝えして終わります。
簡潔に言うと、自分で選び取った人生はとてもイキイキと充実していて、今とても楽しいです(大学を辞めてからちょうど2年が経ちます)。
やりたかったビジネスにも関わることでたくさんの刺激的な人たちに出会い、私以上に私を信じてくれる仲間ができ、自分の人生の方向性とビジョンがより明確になりました。
今は、自分の夢に向かって日々いろんな発見をしながら進んでいます。
今思えば、大学を辞めると決断したことは、そうなるべきだった運命だと感じています。
正直、親も心配したし、友達や教授にも相当反対されましたが、やっぱり最後は自分の声を信じて本当に良かったと思っています。
他の人の意見に流されてはいけません。言いたいだけ言っても、誰もその責任をとってはくれません。
あなたの人生を生きるのは、あなたです。他人ではありません。自分の「本心」で選択すること、それが答えです。
まとめ
以上、大学を辞めるかどうか迷っている人に向けてお役に立てたことを願っています。
辞めるにせよ、辞めないにせよ、自分のした選択を信じて、後を振り返らないことが一番大事です。
後で後悔が残らないためにも、今は精一杯自分の人生に向き合ってみてください。
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